コーヒーの焙煎度について|2026年版
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アカイトコーヒーでは、コーヒー豆の焙煎度合いを3段階に分けて、「中煎り」「中深煎り」「深煎り」と表現しています。
本来、コーヒーの焙煎度はもっと細かく分けることができます。
浅い方から順に、ライトロースト、シナモンロースト、ミディアムロースト、ハイロースト、シティロースト、フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンロースト。
ただ、日常の中でコーヒーを選ぶときに、あまり細かく分けすぎると、かえって分かりにくくなることもあります。
アカイトコーヒーでは、お客様にコーヒーを選んでいただくときの目安として、現在は「中煎り」「中深煎り」「深煎り」の3つを基本にしています。
現在、オンラインストアでは、それぞれのコーヒー豆に合わせて焙煎度を決めて販売しています。
同じ銘柄を複数の焙煎度でご用意している場合もありますが、基本的には、商品ページに掲載している焙煎度での販売となります。
この記事では、コーヒーを選ぶときの目安として、アカイトコーヒーで扱っている焙煎度の違いをご紹介します。
中煎り
中煎りは、コーヒーの持つ明るさや酸味、果実感を楽しみやすい焙煎度です。
柑橘やりんご、ベリーのような爽やかな印象が出るものもあり、軽やかで飲みやすい味わいになります。
苦味は控えめで、後味もすっきりしているものが多いです。
アカイトコーヒーの中煎りは、酸味をただ強く出すというよりも、甘さと明るさのバランスを大切にしています。
たとえば、エチオピアの中煎りでは、華やかな香りや明るい果実感が感じられることがあります。
コロンビアの中煎りでは、柑橘を思わせる酸味と甘さのバランスがよく、なめらかな口当たりを楽しめることがあります。
同じ中煎りでも、産地やロットによって印象は少しずつ変わります。
明るさの出方、甘さの感じ方、後味の余韻にも、それぞれの個性があります。
朝の一杯や、気分を軽くしたいとき。
重たすぎないコーヒーを飲みたいときにおすすめです。
「酸味」と聞くと少し構えてしまう方もいるかもしれませんが、コーヒーの酸味は、果物のような明るさや爽やかさとして感じられることもあります。
苦味の少ないコーヒーが好きな方。
明るく、軽やかな味わいを楽しみたい方には、中煎りのコーヒーが合いやすいと思います。
中深煎り
中深煎りは、酸味とコクのバランスがとれた焙煎度です。
中煎りよりも少し落ち着きが出て、コーヒーらしい香ばしさや、ほどよい苦味が感じられるようになります。
それでいて、深煎りほど重たくなりすぎないところが特徴です。
アカイトコーヒーでは、中深煎りを「毎日飲みやすいコーヒー」として考えることが多いです。
酸味だけに寄りすぎず、苦味だけにも寄りすぎない。
甘さ、香ばしさ、コク、後味のバランスがとれた味わいです。
たとえば、ブラジルの中深煎りでは、ナッツやチョコレートを思わせる香ばしさと、やわらかな甘さを感じられることがあります。
ガテマラの中深煎りでは、ほどよいコクの中に、きれいな輪郭や落ち着いた甘さを感じられることがあります。
同じ中深煎りでも、ブラジルのように香ばしく親しみやすい印象のものもあれば、ガテマラのように、少し引き締まった輪郭を楽しめるものもあります。
酸味とコクのあいだにある、それぞれの個性を感じやすい焙煎度です。
朝にも、昼にも、夕方にも。
食事やおやつにも合わせやすく、日常の中に自然と馴染んでくれる焙煎度だと思います。
コーヒーらしいコクはほしいけれど、重たすぎるものは少し苦手。
そんな方には、中深煎りのコーヒーがおすすめです。
深煎り
深煎りは、苦味やコク、甘み、余韻を楽しみやすい焙煎度です。
しっかりとした飲みごたえがあり、チョコレートやナッツ、カラメルのような印象が出るものもあります。
酸味は穏やかになり、落ち着いた味わいになります。
アカイトコーヒーの深煎りは、ただ苦くすることを目的にはしていません。
苦味の中にある甘さや、なめらかな口当たり、飲み終わったあとの心地よい余韻を大切にしています。
深煎りといっても、すべてが同じ味になるわけではありません。
どっしりとした苦味とコクを楽しめるものもあれば、深煎りでも重たくなりすぎず、すっきりと飲めるものもあります。
銘柄やロットによって、同じ深煎りでも印象は少しずつ変わります。
たとえば、タンザニアの深煎りでは、ほのかに柑橘のニュアンスを残しながら、チョコレートのような甘みとほろ苦さを感じられることがあります。
マンデリンの深煎りでは、しっかりとしたコクや独特の風味、深い余韻を感じられることがあります。
同じ深煎りでも、タンザニアのようにすっきりとした余韻を楽しめるものもあれば、マンデリンのように、力強さや奥行きを楽しめるものもあります。
深煎りが好きな方は、苦味の強さだけではなく、甘さや質感、後味の違いにも注目して選んでみると、楽しみ方が広がると思います。
しっかりしたコーヒーが好きな方。
ミルクやカフェオレに合わせたい方。
落ち着いたコクや、ほろ苦い余韻を楽しみたい方には、深煎りのコーヒーがおすすめです。
焙煎度は、味わいを選ぶための目安です
焙煎度は、コーヒーを選ぶときの分かりやすい目安になります。
ただし、同じ中煎りでも、銘柄によって味わいは違います。
同じ深煎りでも、ロットによって印象は変わります。
コーヒーは、産地、品種、精製方法、標高、そして焙煎によって味わいがつくられます。
そのため、焙煎度だけですべてが決まるわけではありません。
アカイトコーヒーでは、それぞれの豆が持っている個性を見ながら、日常の中で飲みやすい味わいになるように焙煎しています。
中煎りには中煎りの良さがあります。
中深煎りには中深煎りの良さがあります。
深煎りには深煎りの良さがあります。
どれが正解というよりも、その日の気分や、好きな味わいに合わせて選んでいただけたらと思います。
迷ったときの選び方
すっきりとした明るさを楽しみたい方は、中煎り。
酸味とコクのバランスを楽しみたい方は、中深煎り。
苦味やコク、甘みのある余韻を楽しみたい方は、深煎り。
まずは、このくらいの感覚で選んでいただければ大丈夫です。
朝に軽やかに飲みたい。
食後にゆっくり飲みたい。
カフェオレにして楽しみたい。
毎日飽きずに飲めるものがほしい。
そんなふうに、飲む場面から選んでみるのもおすすめです。
コーヒー豆は、ロットが変わることで味わいの印象も少しずつ変わります。
同じタンザニアでも、前のロットと今のロットでは、感じられる甘さや酸味、コクの出方が違うことがあります。
そうした変化も、コーヒーの楽しさのひとつです。
アカイトコーヒーでは、これからも定番として飲みやすいことを大切にしながら、その時々の豆の個性も感じられるように焙煎していきたいと思います。
なお、2023年に書いた焙煎度についての記事も残しています。
当時の記事では、焙煎度の基本的な考え方をもう少し細かく書いています。