コーヒー農園|タンザニア コンゴニ農園
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今回ご紹介するのは、タンザニア北部、ンゴロンゴロ国立公園のほど近くにあるコンゴニ農園のコーヒーです。
ンゴロンゴロは、タンザニア北部にある自然保護地域のひとつです。
マサイ語で「大きな穴」を意味するといわれ、広大なクレーターと豊かな自然で知られています。
コンゴニ農園は、そのンゴロンゴロ周辺の肥沃な土壌と、標高の高さに恵まれた場所にあります。
標高は1,600〜1,700m。
昼夜の寒暖差があり、コーヒーの味わいに明るさや甘さ、ほどよい密度をもたらしてくれる環境です。
この農園でコーヒー栽培が始まったのは、1920年代といわれています。
当初はドイツ人移民によってコーヒーが持ち込まれ、その後、第二次世界大戦後には英国主導のもとで農地の統合が進められました。
やがて、インド軍の退役軍人であったテレンス・コナー大佐によって「コンゴニ農園」と名付けられ、コーヒーづくりは世代を越えて受け継がれていきます。
1960年代後半には、現在の農園主であるアガワル家へと引き継がれました。
長い時間の中で、土地の歴史、人の手、栽培の経験が少しずつ積み重なってきた農園です。
その背景を知ると、このコーヒーの持つ落ち着いたバランスにも、どこか納得できるものがあります。
コンゴニ農園では、ケント、ブルボン、SL39といった品種が育てられています。
ケントは、タンザニアのコーヒーを語るうえでも大切な伝統品種のひとつです。
やわらかく、マイルドで、派手すぎないけれど芯のある味わい。
このロットにも、そうしたタンザニアらしい穏やかな個性が感じられます。
精製はウォッシュ。
収穫されたコーヒーチェリーはできるだけ早く処理にかけられ、乾燥はアフリカンベッドで行われます。
乾燥中は、パーチメントの温度が上がりすぎないようにカバーをかけるなど、細やかな管理がされています。
こうしたひとつひとつの工程が、クリーンでバランスのよい味わいにつながっています。
味わいは、柑橘やりんごを思わせる明るさがありながら、酸味は鋭すぎず、口当たりは丸い印象です。
アカイトコーヒーでは、このタンザニアを中煎りと深煎りでご用意します。
中煎りでは、オレンジやりんごを思わせる爽やかな酸味に、ピーチのようなやわらかな甘さが重なります。
軽やかで飲みやすく、タンザニアらしい澄んだ印象を楽しめる焙煎度です。
深煎りでは、まろやかな苦味の奥に、柑橘のニュアンスがほんのりと残ります。
チョコレートのような甘みと、なめらかな口当たりが感じられ、コクがありながら重たくなりすぎない味わいです。
明るい酸味とやわらかな甘さ、ほどよい飲みごたえをあわせ持った、毎日のタンザニア。
定番として飲みやすく、それでいてコンゴニ農園らしい穏やかな個性も感じられるコーヒーです。
※この記事は、生豆仕入先の公開情報を参考に、アカイトコーヒーで編集しています。