アカイトコーヒー は瀬戸内海の小さな島『直島』で朝7時から営業している早起きなお店です。

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コマヤグア県南部のラパス県との県境に位置するエル・ロブラル農園。

標高1500-1700mと地理的に標高の高いエリアで、北東の谷あいからカリブ海系の暖気が吹き、山からの冷気が重なる土地で、比較的雨量も多く寒暖のバランスに優れた微気候を有しています。

エル・ロブラル農園では、夜間は15℃まで冷え込み、標高以上に寒暖差のある土地なのが特徴です。また、肥沃な土壌で砂状の石灰質土壌と粘土質な土壌が混ざり、根張が良く、保水性と水はけの良さがバランスよく両立しています。

農園は、ロサ・ディマス氏の父の代から50年以上の歴史を持ちます。

先代が生産を始めたばかりの頃は設備もなく、木の棒で果肉除去をし、自然の岩の上をパティオにして乾燥させ地元の市へ売りに行くという処からスタートしました。

2010年ごろからスペシャルティコーヒーの生産へシフトし、2012年にはCup of Excellenceを初めて受賞。2009年まで1Haだった農地も、この10年で10Haまで拡張し、現在はロブラル農園とロブレ農園の隣接する2区画で生産しています。

農園ではコーヒー以外にも、マンゴーやアボガド、ニンジンやイモなど様々なフルーツや野菜も育てています。

その為エル・ロブラルは、農園のケアを第一に考えています。施肥、剪定、シェードの調節には特に気を遣うことで、毎年熟度の高いチェリーが収穫できるように保全しています。

また、こうして育てられたチェリーがカップクオリティの高いコーヒーになるために、生産処理において使用する全ての機械・器具は清潔に保つことにもこだわっています。

近年では、貯水槽を作り泥の混ざらない綺麗な水で生産処理を行えるように。また、発酵槽も木の発酵槽からコンクリートへ。品質向上に向けて衛生面も強化してきました。また、肥料も5月7月9月に、既製の肥料を3回。そしてそのほか、カルシウム+牛糞+パルプで作った自家製の弱酸性肥料を8月に撒き、コストを掛け土壌の維持保全に努めています。

この他にも、ビニルハウスのアフリカンヘッドや、ナチュラル専用のパティオの設置など、毎年投資を行い、品質のアップデートを絶えず行っています。

ナチュラ専用に設けた乾燥場は北東の斜面に面し、農園の気候と同じように温暖な風が吹き、25日〜30日かけてじっくりとパーチメントを乾燥することができます。また、乾燥前の工程にも手を抜かず、ナチュラルにおいては、比重の軽いチェリーをしっかりと取り除くために、24時間かけてフローターの除去を行い熟度の高いチェリーのみを選別しています。

スペシャルティコーヒーの市場のおかげで、家族の生活の向上ができたことが一番の幸せだと言うロサ・ディマス氏。彼の手で丹念に作られた素晴らしいコーヒーを是非堪能ください。

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