
7月1日(土)から、季節のブレンドは「夏のブレンド」に変わります。
去年まで「とんぼ」と名付けていた夏のブレンドはブラッシュアップして新しく「回想」という名前になります。
店の前には海へと続く小さな水路があります。
幼少期の遊び場だったこの水路は記憶の中ではもっと大きくて当時の僕や友だちはそこを川と呼んでいました。
虫籠を首からぶらさげて、大きな網を持って駆けまわっていたあの頃のことは今も鮮明に残っています。
それはたぶんあの頃と変わらない風景がこの場所にそのまま残っているからなのだと思います。
春から夏にかけて、いつも僕はこの水路で遊んでいました。
春になって桜の花びらが流れてくる頃からが水遊びのシーズンの開幕。
毎年やってくる燕たち。
大きなカエルもザリガニも当時はそこにいました。
海が近いから淡水生物だけでなくて海の生き物もいます。
メダカとハゼが一緒に泳いでいる姿をあの頃の僕は当たり前に見ていました。
夏になるとシオカラトンボがたくさん飛びはじめます。
時々はオニヤンマやギンヤンマもいたけれど僕が一緒に遊んでもらったトンボのほとんどはシオカラトンボでした。
イカの塩辛を初めて見たときには、その色や姿がシオカラトンボに似ているからそういう名前なんだと思っていました。かなり本気で。かなり大きくなるまで。(どうでもいい話し)
そして季節は巡って8月のお盆を過ぎた頃になると、たくさんいたはずのシオカラトンボは見かけなくなり、変わって赤トンボが姿を見せ始めるようになるのです。
それは幼少期の僕にとっての夏の終わりの合図。
赤トンボと遊ぶ時間よりも夏休みの宿題に費やす時間に追われるのが僕の夏の終わりの記憶です。
皆さんの夏の思い出話しもどこかの機会に聞かせていただけると嬉しいです。
それぞれの夏に思いを馳せながら楽しんでいただきたいという願いも込めて、夏のブレンドは2023年から「回想」と名前を改めました。
7月1日(土)ご注文分より、季節のブレンドは「回想」をお届けします。
よろしくお願いします。
そして7月になる前に「風光る」もぜひ飲んでおいてくださいね。